住宅ローンをあてにし過ぎないこと!!

住宅ローンのあて 住宅ローン

「返せるだけ借りられる」は大間違い

借りる金額

新築であれ中古であれ、マンションをキャッシュで一括で購入する人はまれでしょう。ほとんどの人が住宅ローンを組むことになると思います。住宅ローンがどれだけ組めるかによって、購入できる物件の選択肢が絞られてきますから、白分か借りられる金額を把握しておくことは重要です。さて、住宅ローンの申し込みをする際に「自分が返せる分だけ銀行は貸してくれる」と思っている人が多いようです。たとえば「いま住んでいる賃貸マンションの家賃が月々12万円。ということはローンも毎月12万円は返済可能、ボーナス時には30万円は返済できるから、3000万ぐらいのローンが組めるはず」と思っていませんか? これは大いなる勘違いなのです。現在、家賃にどれぐらい支払っているかはローンの審査時には考慮されません。「10年も同じマンションに住んでいて、一度も家賃を滞納したことはない、だから払えると主張したところで、それは融資額には反映されないのです。住宅ローンの融資額は審査の結果決まるものです。必要な金額・返せると思う金額を貸してくれるわけではないことを理解しておきましょう。

・物件評価額とあなたの情報で融資額が決められる

融資額を決定する要素は2つ、物件評価額とあなた自身の情報です。銀行は決してリスクをとりません。ですから、「ローン返済が破綻した場合」を想定して融資額を決めます。銀行が物件評価額の慕凖のひとつにしているのが競売価格です。その物件が競売にかけられたときいくらの売値がつくか、つまり、ローン返済が破綻して差し押さえた物件を売却したとき、確実に入ってくる金額をその物件の「値段」と考えます。または、保証会社の保証額を上限とする銀行も多いようです。ただし、これは中古マンションの場合。新築マンションは、競売価格ではなく販売価格の8割程度を担保設定するケースが多いようです。

さて、次に考慮するのが、あなた自身の情報です。勤務先、勤続年数、年収、年齢、家族構成などから、「確実に返済できる金額」を割り出します。冒頭の賃貸マンションの例でいえば、「いまの家賃12万円は、かなりキツイはず」ととられることもあれば、「この人なら15万円の返済でも余裕だろう」と判断されることもあるのです。

・消費者金融からの借り入れの精算を

消費者金融カード

消費者金融系からの惜り入れがあると、銀行の融資はまず受けられません。あぶないのが、本人ではなく配偶者が黙って借金をしているヶ-ス。その場合も融資は断られてしまいます。金額の大小は問題ではありません。たとえ1万円でも「消費者金融から借金をする人=資金計画がルーズ」と銀行は判断します。返済を終えていたら問題はありませんから、白分自身や配偶者が消費者金融から借り入れをしているのなら、返済を終えてから銀行に融資の相談に行ってください。

クレジットカードに関しては、銀行は神経質にはなりません。ただし、ブラックリストに載っているとアウトです。クレジット会社は返済を滞納したからといって、すぐにブラックリストに載せるわけではありません。滞納の際の督促を無視して、返済額の変更などの措置をとらないままにすると、ブラックリストに載ってしまいます。ブラックリストに載るということは、返済ができなかったうえ、そのことに関してクレジット会社に不誠実な対応をしたことを示しているのです。

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