部屋の「向き」!!【マンション価格に大きく反映】

マンションの基礎知識

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価格も反映してくるマンションの部屋の向き

ここでは「居住性」に関連して、「構造」や「設備」という観点から、良いマンションの条件を解説していきます。

「南向き」が良いのは本当?

日本では、住戸には南向きが適しているという「南向き信仰」が強くあります。南向きの人気が高くなっていますが、欧米諸国にはそのような傾向はないようです。国よっては室内の日焼けを嫌って敬遠されているところもあるようです。しかし、日本では資産価値も考慮すれば、やはり南向きがベストと言えるでしょう。ここでは部屋の向きを選ぶときのポイントをいくつかご紹介しましょう。

価格の面では多くの場合、東、西、北向きの住戸は南向きに比べて割安に設定されています。マンションは一戸建て住宅に比べて気密性がかなり高く、また隣接する住戸の温度の影響も受け冷暖房がよく効くので、向きによる暑さ寒さの差は少ないとされています。日中部屋にいる時間の少ないDINKSなどの家庭では、それほど気にすることはないのではないでしょうか。東向きの部屋は朝日が差し込み、清清しい朝を気持ちよく迎えることができます。出社や登校の気持ちも違ってきます。朝早く起きることは時間を有効に使えますし、洗濯も午前中に乾いて午後すぐ取り込むこともできます。西向きの部屋は、午後の活動期に十分な日の光を浴びることができます。また、先ほど述べたようにマンションは空調機器がよく効くので、夏場の暑さもそれほど大きな問題になりません。冬場では日が長く入るため暖房費の節約にもなります。最近のタワーマンションブームで増えている北向きの部屋は、室内が日焼けしません。落ち着いた光線は書斎、勉強部屋などに向いています。また、北向きの窓から見た景色は逆光になることがないので美しく見えます。このようにそれぞれ特長がありますので、ご白身やご家族のライフスタイルなどに応じて判断されれば良いでしょう。

※タワーマンションはレオパレス並みの遮音性!!

南向きが良い ← これ間違い!!

南向きのマンションには魅力的な側面がありますが、注意が必要な点もあります。 まず、南向きのマンションは通常、日照を取り入れて、明るい室内環境を提供されています。朝から夕方まで太陽の光を受けることができるため、室内が明るく、気持ちの良い空間になることが期待されます。しょう。

次に、ちょっと魅力だけでマンションを選ぶ際には注意が必要です。 南向きのマンションが常に理想的な状態とは限らないのです。その結果、周囲の建物との距離や配置が影響を与える、日照や景観に問題がある場合があります。

特に都心部では、個数を確保するためにデベロッパーが工夫して設計されることが多く、南向きだけでなく、東向きや西向き、さらには北向きの部屋も存在します。それであっても、周囲の高層ビルによって日差しが遮られることがあるのです。

また、南向きマンションを選ぶ際には、景色や周囲の環境も考慮する必要があります。 景色が開けて見晴らしが良い場所もあれば、逆に建物や駐車場の壁が目の前に立っているこのような要素は、居住環境や快適性に大きな配慮のため、慎重な検討が必要です。

したがって、南向きのマンション選びに関しては、光の取り込みだけでなく、周囲の状況や景観も総合的に判断することが重要です。 将来的な資産価値の維持や快適な生活を考えて、バランスの取れた選択が求められます。

 

同じ新築マンションでも条件によって価格が違う

新築の価格設定

新築分譲マンションの価格設定を調べていると、同じマンションなのに部屋によって価格設定が違うことに気づきます。実はこの価格設定の違いは、部屋の面積・方角・階数などの条件の良し悪しによって決まっています。

新築分譲マンションの価格設定は、基準住戸となる部屋の価格をペースに決まります。方角でいえば、南向きの部屋が高価格になりやすく、また階数が上がるにつれ価格が上がる傾向があります。ほかにも、3方向から採光できる上にプライバシーも確保できる角部屋や、1階にあっても専用庭がついている部屋などは競争率が高く、価格も高くなる傾向があります。反対に、ごみステーションやエレベーター、階段のように人の行き来が多くなるような設備に近い部屋は、低価格になります。

とはいえ、低価格の部屋がデメリットだらけというわけではありません。例えば、―階の部屋は確かに眺望や採光の面で不利な場合がありますが、その代わりに災害時の避難がスムーズにできるといったメリットがあります。また、両側を部屋に挟まれた中住戸は採光やプライバシーの面で不利な場合がありますが、外気に触れる部分が角部屋に比べて少ないため、外の暑さや寒さの影響を受けにくいという大きなメリットがあります。

マンションの価格設定は上記のように規則的なので、価格のメカニズムを知ったうえで、低価格の部屋も視野に入れるなどして、予算と希望のバランスをとりましょう。

分譲マンションのメリット・デメリット【令和版】

 

眺望、ロケーションによって価格は異なる

都心部のマンションは、交通アクセスや商業施設へのアクセス性が高く、多くの場合人気があります。また、大都市のランドマークや景色が望める場合もあり、周囲の都市の美しさや活気を感じることができます。

自然環境に囲まれた静かな場所や、美しい風景が広がる場所に建つマンションは、穏やかな生活を楽しむことができます。また、特定のエリアには歴史的な建造物や文化的なスポットが集まっており、その景色や雰囲気も居住環境の魅力となります。

さらに、景色や会話部の構成は室内の明るさや風通しにも影響を与えます。例えば、海や山、公園といった自然の美しい景色を望むことができるマンションは、住環境を豊かにし、リラックスした生活壁、建物や駐車場の壁などが目の前にある場合、開放感に欠ける可能性はありません。

総合的に考えると、マンションの立地と景色は、ただの住まい選びを超えて、生活の質や価値を大きく考慮する要素です。自分自身のライフスタイルや将来に合った選択をするためには、地域の特性や周囲の環境をよく考え、バランスを取ることが大切です。

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この記事を書いた人
岩﨑

新築マンションに携わって30年!!
企画から販売、物件マネージャーまで。最近では仲介もやってます。宅建・FP2級・管理士持ってます。趣味が嵩じて大型バイク・潜水士も持ってます。好きなデべは地所さん、野村さん、明和さん、住不さん。

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