マンション vs 一戸建て【どちらがベストな選択?】

マンションと戸建て マンションの基礎知識

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マンション vs 一戸建て

戸建てと比較

知ってるようで意外と知らない、一戸建てマンションの、メリットとデメリットをしっかり理解しよう。

【マンション vs 一戸建て 基本比較】
比較項目 マンション 一戸建て
所有形態 専有部分+共用部分の持分 土地+建物の完全所有
管理 管理組合による共同管理 個人による自己管理
月額維持費 管理費+修繕積立金+固定資産税 固定資産税+自主的な修繕費積立
セキュリティ オートロック・監視カメラ等 個人で防犯対策が必要
騒音問題 上下左右の音が問題になりやすい 独立しているため音の問題は少ない
改装・増築 制限あり(管理規約に従う) 自由度が高い

参考: 国土交通省住宅局 |マンション管理組合連合会

多角的な視点で選択を

人都市圏では地価が高すぎて一戸建てを選択できないことが多いでしょう。逆に、一戸建てが主流でマンションが少ない地域もあります。自分の希望とかかわりなくどちらかしか選択できないこともありますが、まずは一戸建てとマンションのどちらにするか検討が必要です。一般的に一戸建てがステータスが高いと思われていますが、立地や広さなどを考えると一概にはいえません。また、一戸建てよりマンションは人間関係が希薄という印象がありますが、実は逆。「一戸建ては●●、マンションは●●」とイメージ先行で選択するのは失敗のもとです。

マンションで購入するのは専有部分・共用部分・管理

マンションを購入するということは、ただ、自分の住居を確保するということではありません。「購入したマンション」には、①専有部分 ②共用部分 ③管理の三つが含まれているのです。一戸建てとの大きなちがいが「②共用部分、③管理」の存在です。

・共用部分について

一戸建ては敷地内がすべて自分のものであるのに対し、マンションはすべての居住者が使用する場があります。専有部分は使用に際してのルールがあります。「自分のものであって他人のものでもある」と意識しなくてはいけません。

・管理について

マンションの所有者は、「管理組合」をつくって全員でそのマンションの建物を管理していかなくてはいけません。しかし、管理組合の一員だからといって実際に清掃や設備竹理をするわけではありません。そうした業務については符理会社へ委託するケースがほとんどです。

 

戸建てのほうが資産価値が高いという意見もあります。

 

マンションと一戸建てどちらが正解?

有り余るお金と収入があって、セキュリティとステータスを重視する一部の富裕層の方であればマンションもいいのかと思いますが、愛する家族の為に20年・30年の住宅ローンを組んで、手に入れる大切なマイホームに『マンション』を選ぶのは本当に正しい選択なのでしょうか? 実は、マンションよりも一戸建の方がお得なこともたくさんあったりするんですよ。

これからマイホームを検討する方は、以下を是非一読してみてください。『マンションよりも一戸建て』という考え方も十分検討してから決めても決して遅くはありません。

修繕積立金は値上げ前提

マンションのポイントは管理。

特に修繕計画は重要だとされてきました。ここでひとつ覚えておきたいことは修繕積立金は数年後に値上げすることがほとんどで、販売から数年間だけ安くなっていいて数年後には倍になることがほとんどです。 そしてこの修繕積立金額は年数が経てば経つほど増えてくるのが一般的です。これも借入金額(1万円増えた場合 35年返済 金利1%)換算で考えると、数年ごとに3~400万円のローンが自動的に増えてゆくみたいなもので、マンション所有の大きな負担になりかねません。新築マンション購入時にはゴージャスな仕様や設備に舞い上がってしまっていることが多く、当初の毎月経費だけを見て勢いで購入する人が多いんですね。

修繕に追いつかない積立金

【マンション修繕積立金・管理費の推移】

マンション修繕積立金・管理費の時間参考: マンション管理センター |不動産流通機構

近年、特に都心の高層マンションで問題視されているのが、海外(特にアジア大国系)の資産家が投資用にマンションを購入するケース。一見、誰が買っても問題ないようにも思われますが、外国人、特に投資目的の購入者にとって管理費や修繕積立金は、きちんと払わなければいけないという意識が低いそうで、これを平気で滞納するケースが増大しているそうです。もちろん滞納した分はきちんと払わなければ、転売はできませんし、最終的には回収できるはずですが、回収するためには法的措置をとる経費や手間が果てしなく負担としてのしかかってくるのは容易に想像できます。もちろんこの経費等を負担するのは管路組合=まともな居住者たちです。また、この海外投資家問題、都心のタワーマンション以外は関係ないかと思いきや、ブームはすでに収束していて、これからは海外投資家の投げ売りが始まるのではないかと予測されています。都心のタワーマンションの価格が安くなれば、その周辺部の築浅マンションの価格も暴落すること必至です。

マンションでは音の問題は避けられない

鉄筋コンクリートマンションはその構造上、どうしても上階の音は下階に響いてしまいます。TV音声や会話などはさほどでもないのですが、子供が駆け回ったりするとその振動音が下階に響きわたります。もちろん騒音問題は上下階のみならず、左右両隣はもちろん、場合によっては1つ飛ばして隣の隣の部屋という不思議な現象を起こす場合もあるようです。マンションの壁や床はすべて一体となって繋がっているので、振動の波が予想外の伝わり方をしているのでしょう。 そして、この騒音のために日々どれだけの近隣トラブルが発生しているか計り知れません。トラブルにならないまでも、近隣の音に悩まされている、あるいは我慢している人も多数いることが想像に難くありません。これに比べ、一戸建てであれば各戸が独立しているので、窓をしっかり締め切りさえすれば、マンションに比べて遥かに高い対応力があるのは間違いありません。

首都圏平均成約価格の推移比較
首都圏平均成約価格の推移比較

「マンションより土地付き一戸建てのほうが高い」というイメージはもはや過去のものです。実際、1990年代は首都圏の平均成約価格の統計において、一戸建てのほうがマンションより1,000万円以上も高かったのは事実ですが、現在はマンションの施工費の高騰を背景に、一戸建てのほうが手頃に買える地域も多くなってきました。特に都心部の新築マンションよりも新築戸建ての方が安い事例も多々見受けられるようになってきました。また、主に中古住宅の情報インフラとして活用されている東日本不動産流通機構(REINS)の取引統計データもマンションと戸建ての価格はほぼ同じになってきています。 2018年を迎えようとしている今現在、マイホームを購入しようとしている方は、ゴージャスな設備・仕様に舞い上がってマンションに申し込みする前に今一度近隣の一戸建て住宅を探して検討してみるのもいいのではないでしょうか?

 

一戸建てとマンションの誤解を解消する!

住宅購入で最初の分岐点となるのが一戸建てかマンションか、という選択でしょう。しかし、まだまだ両者に関して大きな勘違いをしている人は多いと言えるでしょう。まず、マンションでよく思われがちなのが「戸建てより安そう」というイメージです。しかし、これは立地や広さによって大きく変わる。同じ立地であれば、戸建てよりマンションのほうが安い傾向はあるが、その場合も、床面積では戸建てが有利なケースも少なくない。「戸建ては高いから」と決めつけないで、いろいろな条件を踏まえた上で判断するのが正解だと言えるでしょう。

また、マンションは戸建てよりも高さがあるので「日当たりがよさそう」と思われがち。しかし、実際は階層や隣接する建物によって大きく変わります。「ゲストルームなど共用施設が便利」というのも、入居後に使うのが年に1、2回ということもざらにあり、管理費が上乗せされていることを踏まえると、逆にデメリットに感じる人も多いのです。

 

一戸建て購入者の本音:100人アンケートから見える満足度と課題

購入者が実感する最大のメリットは「騒音からの解放」

一戸建てを購入した100人を対象としたアンケート調査により、購入者の本音が明らかになりました。

最も多かった満足ポイントは騒音問題の解消です。マンション生活では上下階や隣戸への配慮が常に必要で、子どもの足音や生活音に神経を使う日々は想像以上にストレスとなります。一戸建てではこうした制約から解放され、のびのびとした生活を送れることが高く評価されています。

「一国一城の主」としての充実感も予想以上に多くの回答を集めました。自分の家を所有するという達成感は、日々の生活に心理的な安定と誇りをもたらし、生活の質を向上させる重要な要素となっているようです。

購入前に知っておくべき経済的な現実

一方で、「購入前にもっと知っておきたかった」という声も多数寄せられました。

最も多かったのは税金や諸費用に関する知識不足です。固定資産税、都市計画税、火災保険料、さらには確定申告の手続きなど、住宅ローン以外にかかる費用について「聞いてはいたが、実際に支払ってみると想像以上だった」という意見が目立ちました。これから購入を検討する方は、月々のローン返済額だけでなく、これらの維持費用も含めた総合的な資金計画を立てることが重要です。

導入を検討したい設備

【購入者が推奨する設備ランキング】
順位 設備 回答数 主な理由
1 太陽光発電システム 47人 (47%) 電気代削減・災害時の安心
2 コンセント増設 34人 (34%) 電子機器の多様化に対応
3 床暖房 28人 (28%) 快適性・省エネ効果
4 防犯カメラ・センサー 25人 (25%) セキュリティ強化
5 宅配ボックス 22人 (22%) 不在時の荷物受取
6 食器洗い乾燥機 19人 (19%) 家事負担軽減

太陽光発電システムが圧倒的な支持を集めました。初期投資は必要ですが、電気料金の削減効果と災害時の備蓄電源としての安心感が評価されています。

意外に多かったのがコンセントの増設です。現代の生活では電子機器が多く、コンセント不足は日常的な不便につながります。建築時に将来の使用を想定した配置を検討することをお勧めします。

一戸建て特有の課題:自己管理の重要性

セキュリティ対策は自己責任
マンションのオートロックや監視カメラ、管理人といったセキュリティ設備とは異なり、一戸建てでは防犯対策をすべて自分で行う必要があります。警備会社との契約や防犯カメラの設置など、安全な住環境を維持するための投資と管理が求められます。
計画的な修繕費の積立が必要
マンションでは管理組合が強制的に修繕積立金を徴収しますが、一戸建てでは自主的な資金計画が不可欠です。外壁塗装、屋根の補修、設備の更新など、建物の維持には定期的な費用が発生します。修繕時期や内容を自由に決められる利点はありますが、そのための資金準備は計画的に行う必要があります。
土地の特性を事前に把握
地盤や排水状況の確認は建物の耐久性に直結する重要な要素です。湿気の多い土地では基礎工事や床下換気に特別な配慮が必要となり、これらを怠ると建物の寿命が大幅に短くなる可能性があります。

将来を見据えた住環境選択の重要性

現在の生活に適していても、数十年後の生活環境まで考慮した選択が重要です。

  • 階段の多い間取りは若いうちは問題なくても、高齢になると大きな負担となります
  • 商業施設へのアクセスも、車の運転ができなくなった際の生活の質に大きく影響します
  • -医療機関や公共交通機関との距離も長期的な住みやすさを左右する要素です

一戸建ての購入は人生の大きな決断です。目先の満足だけでなく、ライフステージの変化を見据えた総合的な判断が、長期にわたる住まいの満足度を決定します。

※新築マンション選びのチェックポイント【2025】

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この記事を書いた人
﨑ちゃん

新築マンションに携わって30年!!趣味が嵩じて大型バイク・潜水士も持ってます。好きなデべは地所さん、野村さん、明和さん、住不さん。

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