新築分譲マンションのメリットは「満足感」だけ!?

満足感とマンション マンションの基礎知識

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新築分譲マンションのメリット・デメリット

メリットとデメリット2

「憧れの新築」と盛り上がる前に、冷静によしあしも含めた特徴を把握しておくべきです。新品でピカピカなものは、なんだってうれしいものです。それが、長く住むことになる「マイホーム」であればなおさらでしょう。

新築マンションを購入する最大のメリットとは、もしかしたら「手つかすのものを手に入れた」という満足感かもしれません。その喜びに水を差すつもりはありませんが、新築ならではのメリットがあればデメリットもあるもの。メリットだけに注目して盛り上がるのではなく、デメリット部分もしっかりと認識しておきましょう。それが失敗しない新築マンション選びのコツといえます。

 

安全性・防犯面

マンション防犯面

安全性というのは、「防犯面」と「構造面」に分けて考えられます。まず、「防犯面」についてです。そもそもマンションは、「管理人やほかの住人などたえず人がいる」「戸締りが簡単でカギのかけ忘れが起きにくい」ので、一戸建て住宅に比べて防犯性が高いといえます。さらに、新築なら以下の防犯対策も期待できます。

①エントランスのオートロックで居住者以外は建物内に入れない
②カメラつきインターホンで訪問者の確認可能
③防犯カメラの設置
④警備会社との契約
⑤エントランスだけでなく、自宅ドアもオートロック
⑥ピッキング被害にあいにくいカギを使用
⑦警報を発する防犯窓センサー

防犯性の高さはマンションの付加価値を高めますので、新築マンションは最新の防犯設備を積極的に取り入れる傾向があります。防犯面の安全性は高いといえるでしょう。

 

安全性~構造面

構造面

「耐震偽装問題」「姉歯事件」発覚以来、新築分譲マンション購人を考えている人は、マンションの構造面に対して不安を抱いていることでしょう。しかし、消費者以上に動揺しているのがマンション業界なのです。業界全体が構造面の安全性に実に神経質になっています。事件発覚後の物件は耐震性、耐久性にかかわる作業は慎重になされていますから、構造面での信頼度は高いといえるでしょう。

 

自分の好みでアレンジ可能

新築の場合、自分の好みで仕様などを変更することができます。消費者の多様なニーズに幅広く応えることで、物件の付加価値を上げようとしているのです。マンションにも管Mミが求められるようになってきたといえるでしょう。物件によって異なりますが、変更可能な部分には次のようなものがあります。

①コンセントの数
②照明の種類
③テレビ端子・電話の受け囗の場所
④壁紙
⑤フローリングの色
⑥システムキッチンの高さ・色
⑦ドアのデザイン

そのほか、床下暖房、床下収納、作り付け家具など、大がかりな工事に対応可能な物件もあります。こうした工事は、入居後にリフォームで対応することも可能ですが、工事段階でおこなうと費用が抑えられることが多いようです。また、入居後のリフォームは、日常生活に影響が出ますが、工事段階であればそんな心配もありません。

最近の新築マンションは、「セレクト」や「オプション」を多数用意していますO「セレクト」はいくつかのパターンから好きなタイプを選ぶことができます。「オプション」は標準仕様よりもグレードアップするためのもです。セレクトは無料でも、オプションの場合は追加料金がかかります。仕様の変更の際は、「セレクトかオプションなのか」、また「オプションなら料金はいくらか」を確認しましょう。

 

最新の設備・知識が結集

近年、新築マンションには最新の防犯対策や、流行を取り入れた設備が積極的に導入されています。洗浄機能付きトイレやシャンプーができる洗面台は、もはや標準的な設備と言えるでしょう。特にキッチンは目覚ましい進化を遂げており、食器洗浄機や浄水器一体型の水栓、扉を静かに閉めることができるブルモーション機能付きの収納などが備わっている物件が多く見られます。

また、健康への配慮も大きな特徴です。以前は問題視されませんでしたが、近年その有害性が指摘されるようになったホルムアルデヒド。これは、接着剤や建材に含まれ、シックハウス症候群の原因物質とされています。現在、新築マンションの多くは、内装やフローリングなどにホルムアルデヒドを使用しないよう配慮しています。これにより、安心して暮らせる環境が提供されています。

 

価格が高い

価格が高い

立地や築年数、間取りなどの要因がからんできますから、一概に「中古よりも何割増し」とはいえませんが、当然ながら新築物件は中古物件に比べて価格が高くなります。上記のような最新設備も価格に反映していると考えていいでしょう。ただし、新築物件は中古物件とは異なり、銀行は販売価格を基準に融資額を検討するので、融資を受けやすい側面はあります。

 

全員が初対面

新築マンションでは、入居者全員が初対面です。この状況にはメリットとデメリットの両方があります。まずメリットとして、既存のコミュニティに後から入る中古マンションとは異なり、全員が「新参者」であるため、気兼ねなく人間関係を築きやすい点です。みんなで一から新しいコミュニティを作っていくことができます。一方で、デメリットは、入居するまでどのような人が住んでいるのかが全くわからない点です。これは、住人同士のトラブルにつながる可能性もあり、新築ならではのリスクと言えるでしょう。

女性に支持されたのがオートロックの安心感

【購入者1000人アンケート:満足度と重要度】

購入者1000人アンケート:満足度と重要度

実際に新築分譲マンションを購入した人たち1000人にアンケートを実施して、本音のメリット・デメリットを調査してみました。

まず、新築分譲マンションを購入してよかったと思うところのトップはセキュリティが優秀なところ。とくに女性は知らない訪問者に応対しなければならないのが大きなストレスになります。オートロックやカメラ付きのインターホンがあることで、玄関を開けなくてすむことは大きなメリットといえるでしょう。また、豪華で多彩なマンション共用設備だが、よかったという意見が多かったのは2つだけ。24時間ゴミが出せるシステムと宅配ボックスで、ともに生活の利便性が向上する点に魅力を感じているようです。

次に、購入前に知っておくべきことは、マンション周辺の騒音や部屋の日照です。夜や平日など、事前に調べていなかった時間帯に問題を感じる人が多く、時間帯を変えて調査する必要性を強く訴えています。最後に質問したオススメの設備では、二重サッシと回答した人がかなり多くなっています。遮音と遮熱性に優れ、気密性が高くて冷暖房効率もよくなるのが人気です。また、ベランダに洗濯物を干すと強風で飛ばされる危険があるため、浴室乾燥も使いどころが多いようです。

利便性の高さだけで他のすべてを許せるか

新築マンションの費用と近所付き合い

マンションは戸建てよりも割安だと感じられがちですが、実際には分譲価格に加えて、毎月、管理費や修繕積立金が発生します。これらの費用は年数が経つにつれて上がることが多く、住宅ローンの返済が終わった後も支払いが続きます。戸建てにも修繕費用はかかりますが、マンションはそれ以上の金銭的な負担が強いられるのが現実です。

また、マンションは近所付き合いが少ないと思われがちですが、それは賃貸の話です。戸建てであれば、近隣との関係を最低限に留めることも可能ですが、分譲マンションでは、管理組合や修繕計画など、住民が集まって決めるべき事柄が多々あります。これらの話し合いに参加しないと、自分の意図とは異なる方向で物事が進んでしまう可能性があるため、意外と手間がかかるのが実情です。

資産価値と将来の建て替え

新築マンションを購入した当初は、入居者の世帯収入が似通っていることが多いですが、中古での購入者が増えると、平均世帯収入が下がる傾向にあります。老朽化に伴う減価償却だけでなく、治安や住民の質によっても資産価値が下がる可能性があるのです。中古で価格が上がるのは、ごく一部の人気エリアにある高級マンションに限られるでしょう。

さらに、マンションは将来の建て替え時にも、新築購入時とほぼ同じ費用がかかることがあります。ボロボロになっても住み続けられる戸建てとは異なり、将来的に再度マンションを購入できるだけの貯蓄を準備しておく必要があることも忘れてはならないポイントです。

マンション維持費用の長期推移

マンション維持費用の長期推移

※住んでわかる 音の問題

 

新築マンションの価格の決め方

新築マンション価格の構成要素(積算方式)

積算方式による価格設定

新築マンションの価格は、いくつかの要素を合計した「積算方式」で決められます。基本的には建物の建築コストや土地の価格を足したものに、開発者や販売業者の利益を加えた金額となります。

市場価格との関連

一方、マンションの価格は、そのエリアの市場の相場に基づいています。新築マンションを購入する際、近隣のマンションの価格を知ることは非常に重要です。それは、新築マンションの価値が時間と共にどのように変わるかの指標として中古からです。

土地取得費との関係

マンションの価格の大きな課題の一つは、土地の取得費です。土地の価格は、エリアや場所によって大きく変動するため、同じ品質のマン​​ションでも場所によって価格が大きく異なることがあります。

建築コスト

マンションを建築するためのコストも、価格の決定に影響します。建築コストには、材料費、人件費、設計費などが含まれます。

その他のコスト

マンションの価格には、広告や宣伝、販売管理などのコストも加えられます。これらのコストは、マンションの総価格の一部として消費者に転嫁されます。

開発者の利益

    • 最後に、デベロッパーや販売業者の利益も価格に含まれます。

 

参考: 不動産経済研究所 |マンション管理センター |マンション評価機構

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この記事を書いた人
﨑ちゃん

新築マンションに携わって30年!!趣味が嵩じて大型バイク・潜水士も持ってます。好きなデべは地所さん、野村さん、明和さん、住不さん。

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