中四国の定番ダイビングスポット 10選【2025】

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中国四国地方のダイビングスポット

中国四国地方は、太平洋に面した南側と、瀬戸内海に面した北側で海の特性が大きく異なります。太平洋側は黒潮の影響を受け、透明度が高く生物も豊富である一方、瀬戸内海側は穏やかで初心者にも優しい環境が特徴です。ここでは、中国四国地方の主要なダイビングスポットを詳しく解説します。

 高知県

 柏島(かしわじま)

特徴
先に紹介した柏島は、高知県の西部に位置する小さな島で、「日本の海の宝石」と称されるほど透明度の高い海が魅力です。本州でありながら黒潮の影響を強く受け、亜熱帯性の生物が多く生息しています。島の周囲は複雑な地形で、様々なタイプのダイビングが楽しめます。
見られる生物
  • 熱帯・亜熱帯性の魚類(チョウチョウウオ、スズメダイなど)
  • 約100種以上のウミウシ
  • サンゴ(ソフトコーラル、テーブルサンゴなど)
  • イセエビ(秋〜冬)
  • マクロ生物(ピグミーシーホース、カエルアンコウなど)
  • ウミガメ(アオウミガメなど)
ベストシーズン

6月〜10月(水温22℃〜28℃、透明度10m〜30m)冬季(12月〜2月)は水温が下がりますが(16℃〜18℃)、透明度が上がることがあります。

難易度【初心者〜上級者】

島の内湾は穏やかで初心者向け、外洋側は流れが強く上級者向けです。

アクセス
  • 高知市から車で約3時間
  • 松山市から車で約3時間
  • 最寄りのJR中村駅または宿毛駅からタクシーまたはバス

おすすめポイント

  • 「メジナ島」:透明度抜群の外洋ポイント、大物回遊魚も
  • 「一本松」:垂直に切り立った壁と豊かな魚影
  • 「柏島湾内」:初心者に優しいビーチダイビング、マクロ生物が豊富
  • 「竜串」:複雑な地形と多様なサンゴ

足摺岬(あしずりみさき)

特徴
高知県の南西部に位置する岬で、黒潮の影響を強く受ける透明度の高い海が特徴です。足摺海洋館「SATOUMI」の近くには、初心者向けのビーチエントリーポイントもあります。
見られる生物
  • 熱帯・亜熱帯性の魚類
  • ウミガメ
  • イセエビ(秋〜冬)
  • マクロ生物
  • サンゴ
ベストシーズン

6月〜10月(水温21℃〜27℃、透明度8m〜20m)

難易度

初心者〜中級者

アクセス
  • 高知市から車で約2時間半
  • JR中村駅からバスで約1時間

おすすめポイント

  • 「大堂海岸」:初心者向けのビーチダイビングポイント
  • 「唐人駄場」:透明度の高い外洋ポイント
  • 「沖の島」:多様な海洋生物が見られる離島

室戸岬(むろとみさき)

特徴
高知県東部に位置する岬で、黒潮の影響を受ける透明度の高い海が広がります。室戸ジオパークとしても知られ、独特の地形が水中にも続いています。
見られる生物
  • 温帯から亜熱帯性の魚類
  • ウミガメ
  • マクロ生物
  • イセエビ(秋〜冬)
ベストシーズン
6月〜10月(水温20℃〜26℃、透明度5m〜15m)
難易度
初心者〜中級者
アクセス
  • 高知市から車で約2時間
  • 徳島市から車で約2時間

おすすめポイント

  • 「椎名」:透明度の高い入り江
  • 「三津」:多様な地形と生物
  • 「佐喜浜」:マクロ生物が豊富

 

愛媛県

宇和海(うわかい)

特徴
愛媛県南西部に広がる海域で、黒潮の影響を受ける透明度の高い海が特徴です。特に愛南町周辺は「愛南ブルー」と呼ばれる美しい青い海が広がります。
見られる生物
  • 温帯から亜熱帯性の魚類
  • マクロ生物(ウミウシなど)
  • イサキ、メジナなどの回遊魚
  • イセエビ(秋〜冬)
  • 一部エリアではサンゴも
ベストシーズン
6月〜10月(水温20℃〜26℃、透明度5m〜20m)
難易度
初心者〜中級者
アクセス
  • 松山市から車で約2時間半
  • JR宇和島駅から各ポイントへバスまたはタクシー

おすすめポイント

  • 「鹿島」(愛南町):透明度の高い美しいポイント
  • 「須ノ川」(愛南町):初心者向けのビーチダイビング
  • 「日振島」:多様な海洋生物
  • 「九島」(宇和島市):穏やかな環境で初心者向け

佐田岬(さだみさき)

特徴
愛媛県の西端に位置する岬で、瀬戸内海と宇和海の境界にあります。潮流が速いエリアもありますが、透明度の高いポイントが多いです。
見られる生物
  • 温帯性の魚類
  • マクロ生物
  • イサキ、メジナなどの回遊魚
ベストシーズン
6月〜10月(水温20℃〜25℃、透明度5m〜15m)
難易度【中級者〜上級者】
潮流の速いポイントが多いため、経験が必要です。
アクセス
  • 松山市から車で約2時間
  • JR八幡浜駅から各ポイントへバスまたはタクシー

おすすめポイント

  • 「三崎」:透明度の高いポイント
  • 「高浜」:多様な地形と生物

徳島県

日和佐(ひわさ)・宍喰(ししくい)エリア

特徴
徳島県南部に位置するエリアで、黒潮の影響を受ける透明度の高い海が特徴です。ウミガメの産卵地としても知られています。
見られる生物
  • ウミガメ(特にアカウミガメ)
  • 温帯から亜熱帯性の魚類
  • マクロ生物
  • イセエビ(秋〜冬)
ベストシーズン
6月〜10月(水温20℃〜26℃、透明度5m〜15m)
難易度
初心者〜中級者
アクセス
  • 徳島市から車で約1時間半
  • JR牟岐線日和佐駅または宍喰駅から各ポイントへ

おすすめポイント

  • 「大浜海岸」:ウミガメの産卵地として有名
  • 「竹ヶ島」:透明度の高い美しいポイント
  • 「宍喰湾内」:初心者向けの穏やかなポイント

鳴門海峡

特徴
徳島県北東部に位置する海峡で、世界的に有名な「鳴門の渦潮」があります。ダイビングは渦潮の影響が少ない場所で行われ、独特の海中環境が魅力です。
見られる生物
  • 潮流に適応した魚類
  • マクロ生物
  • 海藻類
ベストシーズン
6月〜10月(水温20℃〜25℃、透明度3m〜10m)
難易度【中級者〜上級者】
潮流の影響を受けるため、経験が必要です。
アクセス
  • 徳島市から車で約30分
  • JR鳴門駅から各ポイントへ

おすすめポイント

  • 「大毛島」:多様な海洋生物
  • 「北泊」:マクロ生物が豊富

香川県

小豆島(しょうどしま)

特徴
瀬戸内海に浮かぶ島で、穏やかな海が特徴です。透明度は高くありませんが、独特の生態系があります。
見られる生物
  • 瀬戸内海固有の魚類
  • マクロ生物
  • 海藻類
ベストシーズン
6月〜10月(水温20℃〜25℃、透明度3m〜8m)
難易度【初心者〜中級者】
穏やかな環境で初心者向けのポイントが多いです。
アクセス
  • 高松港から高速船で約35分
  • 岡山県宇野港からフェリーで約60分

おすすめポイント

  • 「エンジェルロード周辺」:穏やかな環境で初心者向け
  • 「草壁港」:マクロ生物が豊富
  • 「坂手港」:多様な海洋生物

直島(なおしま)・豊島(てしま)

特徴
現代アートの島として知られる直島と豊島周辺の海域です。瀬戸内海特有の穏やかな環境が特徴です。
見られる生物
  • 瀬戸内海固有の魚類
  • マクロ生物
  • 海藻類
ベストシーズン
6月〜10月(水温20℃〜25℃、透明度3m〜8m)
難易度
初心者〜中級者
アクセス
  • 高松港から高速船で直島まで約20分
  • 宇野港から高速船で直島まで約20分

おすすめポイント

  • 「宮浦港周辺」(直島):アート作品と海の両方を楽しめる
  • 「家浦港」(豊島):穏やかな環境で初心者向け

 

山口県

角島(つのしま)

特徴
山口県北西部に位置する島で、透明度の高い美しい海が特徴です。「角島大橋」で本土と繋がっており、アクセスが良好です。
見られる生物
  • 日本海固有の魚類
  • マクロ生物
  • 海藻類
ベストシーズン
7月〜9月(水温22℃〜26℃、透明度5m〜15m)
難易度
初心者〜中級者
アクセス
  • 下関市から車で約1時間
  • JR特牛駅からバスで約30分

おすすめポイント

  • 「角島灯台下」:透明度の高い美しいポイント
  • 「大浜海水浴場」:初心者向けのビーチダイビング
  • 「牧崎」:多様な海洋生物

周防大島(すおうおおしま)

特徴
瀬戸内海に浮かぶ大きな島で、穏やかな海が特徴です。島の南側は比較的透明度が高いポイントもあります。
見られる生物
  • 瀬戸内海固有の魚類
  • マクロ生物
  • 海藻類
ベストシーズン
6月〜10月(水温20℃〜25℃、透明度3m〜10m)
難易度
初心者〜中級者
アクセス
  • 柳井市から車で約30分(大島大橋経由)
  • JR大畠駅から連絡船で約5分

おすすめポイント

  • 「片添ヶ浜」:初心者向けのビーチダイビング
  • 「笠佐島」:透明度の高いポイント
  • 「神浦」:多様な海洋生物

 

 島根県

 隠岐諸島(おきしょとう)

特徴
島根半島の北約40〜80kmの日本海に浮かぶ島々で、透明度の高い海と独特の地形が魅力です。
見られる生物
  • 日本海固有の魚類
  • 冷水性の生物
  • マクロ生物
  • 海藻類
ベストシーズン
7月〜9月(水温20℃〜24℃、透明度5m〜20m)
難易度【中級者〜上級者】
外洋に面しているため、天候の影響を受けやすいです。
アクセス
  • 七類港(松江市)から高速船で約2時間〜2時間半
  • 隠岐空港へ飛行機でアクセスも可能

おすすめポイント

  • 「赤壁」(西ノ島):垂直に切り立った赤い壁が特徴
  • 「ローソク島」(西ノ島):独特の岩礁地形
  • 「知夫里島」:透明度の高いポイント
  • 「島後」:多様な海洋生物

浜田・益田エリア

特徴
島根県西部の日本海に面したエリアで、比較的アクセスが良好なダイビングポイントがあります。
見られる生物
  • 日本海固有の魚類
  • マクロ生物
  • 海藻類
ベストシーズン
7月〜9月(水温20℃〜24℃、透明度3m〜10m)
難易度
初心者〜中級者
アクセス
  • 松江市から車で約2時間
  • JR浜田駅または益田駅から各ポイントへ

おすすめポイント

  • 「外ノ浦」(浜田):初心者向けのビーチダイビング
  • 「鵜島」(益田):多様な海洋生物

広島県

しまなみ海道エリア

特徴
広島県と愛媛県を結ぶしまなみ海道周辺の島々で、瀬戸内海特有の穏やかな環境が特徴です。
見られる生物
  • 瀬戸内海固有の魚類
  • マクロ生物
  • 海藻類
ベストシーズン
6月〜10月(水温20℃〜25℃、透明度3m〜8m)
難易度【初心者〜中級者】
穏やかな環境で初心者向けのポイントが多いです。
アクセス
  • 広島市から車で約1時間〜1時間半
  • 尾道市から各島へフェリーまたは橋で移動

おすすめポイント

  • 「大三島」:穏やかな環境で初心者向け
  • 「因島」:マクロ生物が豊富
  • 「生口島」:多様な海洋生物

江田島(えたじま)

特徴
広島湾に浮かぶ島で、穏やかな海が特徴です。広島市からのアクセスが良好です。
見られる生物
  • 瀬戸内海固有の魚類
  • マクロ生物
  • 海藻類
ベストシーズン
6月〜10月(水温20℃〜25℃、透明度3m〜8m)
難易度
初心者〜中級者
アクセス
  • 広島市から車とフェリーで約1時間
  • JR広島駅から船で約45分

おすすめポイント

  • 「切串」:初心者向けのビーチダイビング
  • 「沖美町」:マクロ生物が豊富

 

岡山県

牛窓(うしまど)・日生(ひなせ)エリア

特徴
岡山県南部の瀬戸内海に面したエリアで、穏やかな海が特徴です。「カキ筏」でのダイビングが有名です。
見られる生物
  • 瀬戸内海固有の魚類
  • カキ筏に集まる生物
  • マクロ生物
  • 海藻類
ベストシーズン
6月〜10月(水温20℃〜25℃、透明度3m〜8m)
難易度【初心者〜中級者】
穏やかな環境で初心者向けのポイントが多いです。
アクセス
  • 岡山市から車で約1時間
  • JR邑久駅または日生駅から各ポイントへ

おすすめポイント

  • 「カキ筏」(日生):カキの養殖筏に集まる多様な生物
  • 「前島」(牛窓):穏やかな環境で初心者向け
  • 「黒島」(日生):多様な海洋生物

 

中国四国地方のダイビングの特徴

太平洋側と瀬戸内海側の違い

太平洋側(高知県、徳島県南部、愛媛県南部)
  • 黒潮の影響を受け、透明度が高い(10m〜30m)
  • 水温が比較的高い(夏季は26℃〜28℃)
  • 亜熱帯性の生物が多い
  • サンゴが見られるポイントもある
  • 外洋の影響を受けるため、波や流れが強いことがある
瀬戸内海側(香川県、岡山県、広島県、山口県東部、愛媛県北部)
  • 穏やかな内海で、初心者に優しい環境
  • 透明度はやや低め(3m〜8m)
  • 水温は太平洋側とあまり変わらない(夏季は25℃前後)
  • 独特の生態系があり、マクロ生物が豊富
  • カキ筏など、人工物に集まる生物を観察できる
日本海側(島根県、山口県西部)
  • 夏季は透明度が高くなる(5m〜20m)
  • 水温は太平洋側よりやや低い(夏季は20℃〜24℃)
  • 冷水性の生物が見られる
  • 海藻類が豊富
  • 季節による変化が大きい

季節による変化

春(3月〜5月)
  • 水温:15℃〜20℃
  • 透明度:中程度
  • 特徴:海藻類が繁茂し、産卵のために接岸する魚類も増える
夏(6月〜8月)
  • 水温:22℃〜28℃
  • 透明度:高い(特に太平洋側)
  • 特徴:最も生物が豊富で、ダイビングに最適な季節
秋(9月〜11月)
  • 水温:18℃〜25℃
  • 透明度:高い
  • 特徴:台風の影響が少なくなると透明度が上がり、イセエビなどが見られる
冬(12月〜2月)
  • 水温:14℃〜18℃
  • 透明度:変動が大きい
  • 特徴:水温は下がるがドライスーツを使えば快適にダイビング可能。太
  • 平洋側では冬季限定の生物も

 

まとめ

中国四国地方は、太平洋、瀬戸内海、日本海という三つの異なる海に面しており、それぞれに特色あるダイビングを楽しむことができます。特に高知県の柏島や足摺岬、愛媛県の宇和海などの太平洋側は、本州でありながら亜熱帯性の海を体験できる貴重なスポットです。

一方、瀬戸内海側は穏やかな環境で初心者に優しく、独特の生態系を観察できます。日本海側は夏季の透明度の高さが魅力で、冷水性の生物を観察できます。

中国四国地方でのダイビングを計画する際は、目的や経験レベルに合わせて、最適なエリアとシーズンを選ぶことをおすすめします。

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この記事を書いた人
﨑ちゃん

新築マンションに携わって30年!!
企画から販売、物件マネージャーまで。最近では仲介もやってます。宅建・FP2級・管理士持ってます。趣味が嵩じて大型バイク・潜水士も持ってます。好きなデべは地所さん、野村さん、明和さん、住不さん。

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