「野村プラウド」が首位 2位は「積水グランドメゾン」
マイボイスコムが実施した大規模調査により、日本のマンション市場における消費者の意識と人気ブランドの実態が明らかになりました。1万人を超える回答者から得られたデータを詳しく分析します。
総回答者数:11,872名
調査期間:5月1~7日
調査方法:インターネット
マンション購入意向の現状
調査結果によると、分譲マンションの購入経験者または購入意向者は全体の約26%にとどまっています。 一方で、67.5%の人が「分譲マンションには関心がなく購入もしない」と回答しており、 マンション市場の潜在的な課題が浮き彫りになっています。
マンション購入時の重視点
マンション購入時に最も重視される要因は「最寄駅からの距離」(65.9%)と「生活環境の利便性」(62.4%)でした。 これは都市部での交通アクセスと日常生活の快適性が購入決定において極めて重要であることを示しています。
住んでみたいマンションブランドランキング
マンションブランドランキング
ランキング詳細
1位プラウド(野村不動産)6.9%
2位グランドメゾン(積水ハウス)4.6%
3位ザ・パークハウス(三菱地所レジデンス)3.5%
4位ザ・ライオンズ(大京)3.2%
一戸建て vs マンション
同条件での比較において、過半数(53.6%)の人が一戸建てを選好しています。 マンションを選ぶ人は21.7%にとどまり、日本人の住居に対する伝統的な価値観が反映されています。
マンションの魅力:選ばれる理由
マンションを選ぶ理由として「セキュリティの充実」が最も高く(49.4%)、 続いて「メンテナンス負担の軽減」(43.8%)、「機密性・断熱性の高さ」(43.3%)が上位を占めています。 これらは現代の都市生活における実用的なニーズを反映しています。
独自分析
1. ブランド力の重要性
2. 地域特性の影響
3. デジタル化の進展
4. 世代間格差の顕在化
まとめ:マンション市場の未来
今回の調査結果は、日本のマンション市場における消費者意識の現状を明確に示しています。 「プラウド」の首位獲得は、品質とブランドイメージの重要性を証明する一方で、 全体的なマンション購入意向の低さ(26%)は業界全体の課題を浮き彫りにしています。
特に注目すべきは、セキュリティやメンテナンス性といった実用的価値が マンション選択の主要因となっていることです。これは、単なる住居としてではなく、 ライフスタイルを支える総合的なサービスとしてマンションが評価されていることを示しています。
今後のマンション市場では、デジタル化の推進、地域特性に応じたブランド戦略、 そして世代別ニーズへの対応が成功の鍵となるでしょう。 また、一戸建て志向の強い日本市場において、マンションの独自価値をいかに訴求するかが、 各ブランドの競争力を左右する重要な要素となることが予想されます。
※本記事は、マイボイスコム株式会社が2025年6月17日に発表した調査結果を基に作成しています。
調査期間:2025年5月1日〜7日 | 対象:MyVoiceアンケートモニター11,872名
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